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They say, I say

海外の本でTOEFL Writingの対策に有効と思われる本があった。

They say, I say

という本である。

自分のように、日本で教えるライティングのテンプレートが本当に外国人受けするのかを疑ってしまうような人間にとっては適切である。そもそもTOEFL Writingで得点をとるために予備校等で教えられるいわゆるテンプレートと言われているものが、アメリカの大学レベルのアカデミックな背景から来ているものだということがよくわかるからだ。
特にTask 2のほうでは、「Some people say that ~ , others disagree~」で文章を始めるのが鉄板だと思うが、これは、まさに上記の本の流れを汲んでいる。すなわち、まず相手の意見を受容し、そこから自分の意見に発展させるというスタイルである。

上記の本は、こうしたテンプレートを礼賛するものであり(といってもそれはテンプレートで外枠を埋めることで、中身をしっかり考え充実させるためなのだが)、さまざまなテンプレートの事例が乗っている。そのテンプレートを使う背景もわかる。

当然すべて英語なので、読むのには若干時間もかかるし、海外の本なので容易には読めないかもしれないが、気分転換の読み物としてはおすすめできるといえる。

writing の微妙なニュアンス

マーク・ピーターセン著の「実践 日本人の英語」を読んでいたら、toeflのwritingにも応用できそうなことが書いてあった。
この著者の圧倒的な強みは、アメリカ出身で英語のバックグラウンドを持ちながら、日本語が日本人並みにうまいことである。話し言葉でうまい人はたくさんいるが、日本語で本を書けるほどの英語ネイティブはなかなかいないのではないか。
このため、ネイティブから見た英語の使い方の微妙なニュアンスが分かる。そして、この本を読むと分かるのは、いかに中学校時代の英語教師が、英語のニュアンスなどほとんど勉強せずに生徒に教えているか、ということだ。例えば以下のとおり。

◎my 問題
I will meet my friend in London tomorrow.だと、英語を母語とする人間にとっては、たった一人しかいない私の友人に会いに行く、という意味になる。(a friend of mine又はone of my friendsとするのが正しい)

◎仮定法
if文の現在形と過去形の違いは、現在形の場合、「可能性は高くないだろうが、まあまあある」の意識。過去形の場合、「可能性はまあまああるかもしれないが、さほど高くない」の意識。
Old as I am, I can swim across the river if necessary. は川を渡る可能性が十分にあると考えている。
Old as I am, I could swim across the river if necessary. は実際は泳いでわたることが必要になる可能性はほとんどない。の意識。

◎肯定文のcould
・I could meet him in New York. は、英語圏人は、仮定法過去と受け止め、「ニューヨークに意気さえすれば、私は彼に会える(のだけど・・)」の意味になる。本当の過去の話をしたいのなら、I was able to meet him in New York.とする。
・なお、否定文の場合は、必ずしも仮定法的につかっているか、本当に過去にあった事案として使っているかは読み手にとっても曖昧になる。(実際は前後の文脈で、ネイティブの読み手はほとんど迷わず理解できる)

◎enough
enoughは口語的(小学生っぽい単語)であり、sufficientlyのほうが品格がある。

◎最後に、やっと
finallyは、「最後に」、「(長く待った(頑張った)あげく)やっと」の意味合い。at lastもこれに近い。
「結局、最終的に」の場合は、In the end, eventually, ultimatelyが正しい。

◎日本人だけが使う魅力のない英語(and so on, these days)
and so onは言い回しとしてはこれといった魅力のない言葉で、著者は実生活で一度も使ったことがない。また、etc.のほうが適切であるが、such asとか、includingとして記載したほうが品格がある。
these daysも、言い回しとして魅力のない言葉で、著者は一度も使ったことがない。これを文頭に使うのは日本人だけ。語感としては、どちらかというと、
「今どきの~」の意味に近い。these daysを使わないため、recently, lately, today, at present, nowなどを使ったほうが大人の文章になる。

◎因果関係(so, because, since, andの違い)
英語は「因果関係」をもっとも重要視する言葉。
もっとも緩やかな因果関係を示したいときは、andが一番都合がいい。because,sinceは因果関係の度合いが強くなる。
because は、原因や理由を、新たな情報として持ち出すときに使う。
sinceは、聞き手(読み手)がもうすでにわかっているだろうと思われる前提として、原因や理由を持ち出すときに使う。
soは、実は、because やsinceよりもさらに因果関係が強く。「当然だ」の意味合い。ThereforeやAccordinglyと同等。
As a resultは、「結果として」の意味で使われるが、これも強い因果関係を表すので、前に述べた事柄から考えれば「当然こうなる」「必然の結果」という場合にしか使わない。なので、実験をしていたら、その結果、こういう現象が起きた、というような場合には、使わない。(The result of those experiments was that~ みたいな形にすべき)
Then は、「その時」「次に」「それだったら」の意味を表す。よく、「そこで」の意味で使う(Aをしたらこうなった。そこで(Then)、Bした。みたいなニュアンス)と覚えている人が多いが、こういうときは、andで十分。
⇒ 因果関係の強さとしては、and < because ≦since< so,therefore, accordingly といったところか。

ライティングをネイティブが採点する場合、恐らく上記のようなところで違和感があれば、減点対象にもなるのだろう。日本語にニュアンスがあるように、英語にも微妙なニュアンスの違いがある。ニュアンスを少しずつ理解しておくのは、英語力向上にもつながるように見える。

Writing⑧ 参考にさせていただいたサイト・本

①個人サイト
TOEFLを勉強している方の中には,参考になるサイトを開設している方が多くいる。当方が最も参考にさせていただいていたのは下記のサイトであり,本当に真摯に勉強に取り組んでおり,モチベーションも含めて参考になった。特にintegratedタスクのテンプレートについては,このブログの著者のテンプレートが基本となっている。

「韓流でTOEFL120点を目指します(現在118点)。また、MBA、LLM、留学を目指す他の学習者を全力でサポートします。」

②大手予備校のテキスト
また,某大手予備校においても,なぜかWritingのテキストが公表されているのを発見し,参考にした(リンク先はこちら)
たまに個人のサイトでTOEFLの自己流テンプレートをアップしてくださっている方々がいるが,それらがこの予備校のテンプレートにかなりの影響を受けていることがよく分かった。特にintegratedのテンプレートは参考にさせていただいた。

③書籍
Writingの勉強で,書籍として,最も参考になったのは,予備校講師である四軒屋先生の著書。Writingを1文1文ここまで詳細に分析し,得点アップの鉄則をまとめた本は,恐らく日本にはこの本しかない。なお,Independentでは,通常の予備校講師が教えるようなテンプレート至上主義ではないため,根本的な英語力の向上が求められる。当方も,最初は四軒屋先生の方法に従っても点数が伸びない時期があったが,最後の最後で,この本の意図するところと目指す方向性がよく分かった気がした。目標点数をすぐにとりたい人に効果的かどうかは断言できないが,時間にまだ余裕がある方には,購入をお勧めしたい。

「TOEFL TEST対策iBTライティング」

Writing⑦ 高得点(26点以上)をとるための方法(Integrated編その2)

 Integratedは,問題形式が相当程度パターン化されている(Readingで1つのテーマにつき3つの主張が提示され,Lectureで教授が一つずつ順番に反論していく)ので,こちらが回答する際のロジックパターンも毎回似通ったものになる。当方も,以下のように,教授が反論する際の動詞はこれが使える,というように対応表を作って覚えていた。テンプレートなしで文章を作る時も,こうした単語を知っているかどうかで,文章構成や語彙に差がついたりするので,覚えていて損はないのではないかと思う。

①論理マーカー(論理的に展開する時に使う)
・However, On the contrary, Conversely, On the other hand, In contrast,
・This is because~
・In conclusion, while~, ・・・ 

②教授のReading論破マーカー(形容詞)
<事実と違う、立証されていない、裏付けがない系>
・unjustifiable(道理に合わない、正当と認められない)
・groundless(事実に基づかない)
・baseless(事実に基づかない)
・unsubstantiated(立証されていない、根拠のない)
・uncorroborated(確証されていない、裏付けのない)
・tenuous(内容が乏しい、根拠が弱い)
・unsupportable(支えられていない、耐え切れない)

<怪しい系>
・questionable(疑わしい)
・refutable(反論できる)
・illogical(非論理的な、筋の通らない)
・untenable(擁護(支持)できない)

③教授のReading論破マーカー(動詞)
・claim(証拠なしに~が本当であると主張する、言い張る、断言する)
・negate(否定する)
・state(公式に述べる、はっきり言う、提示する、記載する)
・contend(~を強く主張する、頑固に主張する)
・argue(感情的に異議を唱える、根拠を示す)
・maintain(立場を守り続ける、主張する、擁護する)
・goes against(主義・主張などに逆らう、反対する)
・refute「~に反論する、~に異議を唱える、~を否定する」
・oppose「~に反対する」
・challenge「~に異議を申し立てる」
・counter「~に反論する」
・contradict「~を否定する」
・rebut「~に反証する」
・disagree with「~と意見が異なる、~に賛成できない」
・be against「~に反対している」
・cast doubt on「~を疑う、~に疑いを投げかける」
・make a case against「~に反対の論を唱える」
・dispute 「反論する、異議を唱える」

④Readingはこう説明していたマーカー
・presented(問題点などを人に示す、提起する)
・described((言葉・文章で)言い表す、説明する)
・identified(同一視する、(正体・身元などを)確認する)
・suggested(~を提案する、提言する)
・gives three possible causes
・asserts((断定のニュアンスで)言っている)

⑤これ(Lecture)はreadingと意見を異にしていますマーカー
・This contradicts the reading passage’s claim above.
・This casts doubt on the reading passage’s contention(主張、論点、論争) above.
・This negates the reading passage’s assertion(主張、断言、断定) above.

Writing⑥ 高得点(26点以上)をとるための方法(Integrated編その1)

Integratedについては,当初は,ガチガチのテンプレートで対応していた。しかし,最終的には,「一番大事なのはどれだけ聞けたか」,つまりリスニングが何より大事であることが分かった。唯一最大のポイントは,「とにかくlectureで聞けたことのdetailを書くこと。特にreadingと主張が違うポイントについて,対比させながら記載すること」だと思う。

したがって,integratedの勉強はどうすれば良いかと聞かれれば,今の自分であれば,
・とにかくリスニングを練習すること
・リーディングを読んで,あらかじめ対立のポイントを予想すること
を第一に薦めたい。

なお,integratedの,自分の基本的なテンプレートは以下のようなものであった。これは,個人でTOEFLを勉強してらっしゃる方のテンプレートを参考にさせていただきつつ,USA-Clubの添削で,自分用にカスタマイズしたものである。太字箇所は基本的に固定されているので,文のつなぎをあまり気にせず,本文に集中できることがメリットである。

The author of the reading passage presents three possible reasons why the “let it burn” policy has negative effects on the environment of natural forests. However, the professor casts doubt on this by providing information that shows the “let it burn” policy is a fundamentally good one.

The first reason mentioned by the reading passage is that the big forest fires, such as Yellowstone fires, caused tremendous damage to the park’s trees and other vegetation. Conversely, the professor negates this by asserting that some plants can get the opportunity to grow due to forest fires. For example, forest fires makes certain space in which new small plants can grow. This is in (direct) contradiction to what is indicated in the reading passage.

The second reason described by the reading passage is that forest fires cause the destruction of habitats and the disruption of the food chain. According to the passage, this would make it impossible for the animals that survived the fire to return. On the contrary, the professor contradicts this by contending that forest fires make ideal habitats for small animals like rabbits or hares. The professor claims that new food chains generated by forest fires become even stronger than before. This is an important point that was not considered by the author of the reading passage.

The third reason identified by the reading passage is that big forest fires massively reduce the number of visitors in tourist season. Therefore the fires have negative effects on the local economy. The professor is in opposition to this and states that such big forest fires may not occur frequently. Besides, as far as the professor knows, the number of visitors recovered soon after the fire. This is yet another example of how the professor and the author of the reading passage contradict one another.

In conclusion, the main arguments put forth by the professor make the claims of the author of the reading passage more doubtful.

ただし,最後にWriting26点をとった時は,上記太字の部分も含め,テンプレートを逸脱し,自分が一番説明しやすいやり方で書ききることを目指した。したがって,もっとも良い点をとった時は,結論も書かなかったし,readingとlectureの順番を反対にして書き進めたりしていた。こちらの方が結果的に良かったと思うので,結論的には, independent task同様,テンプレートにこだわる必要はない。

Integrated に関しては,このブログが参考になった。日本における唯一(?)のETS公認トレーナーの方の解説である。

Writing⑤ 高得点(26点以上)をとるための方法(Independent編その3)

TOEFLにおけるWritingの採点の半分は機械採点であり,その採点基準として「異語数」「異語率」がある可能性が高い以上,同義語を知っているということは重要な要素と考えられる。

以下,自分がIndependentタスクで使用頻度の高かった単語の同義語と,価値判断に関わるgood/badの同義語をまとめた。Jobとかstudentとかは,誰もがよく使う単語だと思うが,よく使う単語の同義語を知っていると,異語率の向上に寄与し,機械採点で1点を上げる要素になり得るのではなかろうか。

なお,同義語を調べるにあたり,このサイトは情報量が多く,重宝した。 

① independent taskで使用頻度の高かった単語の同義語

・activity ⇒ life, enterprise, exercise
・inside ⇒ indoor, central. within, interior,
・outside ⇒ alfresco, out of doors, 
・young ⇒ youth, youthful, adolescent, green, 
・job ⇒ occupation, line of work, business, line
・work ⇒ employment
・student ⇒ pupil, student, educatee, teenagers 
・teacher ⇒ instructor
・teach ⇒ educate, instruct, tutor, coach, enlighten, guide, direct
・skill ⇒ acquisition, acquirement, accomplishment, attainment
・people ⇒ masses, multitude, mass, hoi polloi, the great unwashed
・class ⇒ course of study, course of instruction, course
・little ⇒ niggling, trivial, petty, picayune, Lilliputian, footling, piffling, piddling, fiddling
・effect ⇒ consequence, upshot, outcome, event, result, issue
・lecturer ⇒ professor
・condition ⇒ status
・decision ⇒  determination, conclusion
・environment ⇒ environs, surround, surroundings
・country ⇒ nation, commonwealth, state, res publica, country, body politic, land
・travel ⇒ jaunt, trip
・use ⇒ practice, apply, exercise, employment, utilization, utilization, use, usage
・learn ⇒ acquire, larn(分からせる、教える)
・study(分析) ⇒analyze, examine, canvass, analyze, canvas
・associate ⇒ interact, socialize
・past ⇒ backward
・new ⇒ recent, current
・now ⇒ currently, In recent years, in the past few years, for many years now, 
・danger ⇒ dangerous, disastrous, undesirable 
・create ⇒ bring about, generate, breed, cause, endanger, spawn, induce
・area ⇒ field, sphere, domain, arena, realm
・email ⇒ e-massage electronic mail, online
・communication ⇒ contact, transmission, conversation, delivery, 
・book ⇒ publication, writing, edition,
・fiction ⇒ tale, narrative(物語)
・imagination ⇒ idea, insight, inspiration, intelligence, thought, vision, creativity, flight of fancy, resourcefulness
・manga ⇒ cartoon, comic
・children ⇒ infant, babe, kid
・give birth ⇒ delivery, childbirth, creation, 
・nursery school ⇒ day care, preschool, day-care center, infant school, playgroup, day nursery
・earn money → get along, maintain, subsist,
・recession → downturn, deflation, hard times, stagnation

② GoodBadの同義語

<qualityを形容するもの>
good …. excellent, superior, first-rate
bad …. second-rate, low-grade, inferior

<abilityを形容するもの>
good … skilled, competent, professional, proficient
bad … incompetent, inefficient, ineffective

<actionを形容するもの>
good … praiseworthy, admirable, commendable
bad …. shocking, disgraceful, shameful

<consequencesを形容するもの>
good … positive, valuable, beneficial, helpful
bad … damaging, negative, detrimental

Writing④ 高得点(26点以上)をとるための方法(Independent編その2)

アジアにおけるTOEFL市場では,中国・韓国が圧倒的に質の高いサービスを提供している。韓国の参考書は自分も1冊買ったが,分量・質ともに日本の参考書を凌駕していた。一方,中国は,参考書のことはよく知らないが,BaiduをはじめとするポータルサイトでTOEFLを検索すると,違法と思われるような資料(TPO(TOEFL Practice Online test)の全問題など)も出てきたりする。したがって,TOEFLの高得点をとるためには,中国人の友人が一人いると,勉強の戦略が大きく変わるのではないかと思う。

こうしたことが,道徳的に良いか悪いかは別として,「TOEFLで高得点を獲得して,トップスクールへ留学し,人生を成功させるのだ」,という意気込みだけを見れば,日本は,中国及び韓国から大きく差をつけられているというのが自分の印象です。

前置きが長くなったが,independentタスクでしばしば問題となるのは,「説得力のある理由が思い浮かばない」というものだ。以下は,ネットサーフィンをしていた時に,上記のBaiduに中国人が掲載していた,「13の万能な理由」の抜粋である。

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十三个万能理由

1 成就感(achievement)

2 被认可感(acknowledgement)

3 健康(health)

4 安全(safety)

5 方便(convenience)

6 沟通(communication)

7 持久性(durability)

8 愿望(desire)

9 效率(efficient)

10 节约(economical)

11 环保(environmental)

12 经验(experience)

13 情感(emotion)

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これらは,日本人にとっては使いにくいようなものもあるかもしれないが,エッセイで理由,メリットデメリットを書く上での一つの視点としては参考になるのではないかと思う。