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GMAT CR

GMATのCRは、GMATのあらゆる問題の根底にある「思想」を最も体現している。
それは、「論理の間に隠れている『推測(assumption)』を探す」、ということである。ビジネスの世界でも、現在起こっている状況から、問題解決のための仮説を構築し、解を出す、という作業を日常的に行うわけだが、「状況」と「解」の間には、ビジネスマン個々人の「推測」が入る。

例えば、「空を見たら雲行きが怪しい」→「傘を持って外に出る」という因果関係は、雲行きが怪しいという「状況」に対し、傘を持って外に出るという「解」を出しているわけだが、その行間には「雲行きが怪しいと雨が降る可能性が高い」という「推測」が入っている。この、ある種当然のように見なされて外には現れない「推測」を探すのが、CRの作業になる。換言すれば、どの問題も、事象と結論の間にある「推測」が分かれば、問題が解ける、という構造になっている。

そのCRの中でも、特に多いのが、「weaken」問題(論拠を弱める選択肢を選ぶ問題)と「strengthen」問題(論拠を強める選択肢を選ぶ問題)であり、これらの苦手意識を払拭することが、CRで高得点をとる上で重要である。そして、苦手意識を払拭するのに一番単純なのは、問題をいくつかのロジックパターンに分けて、このパターンが出たら、こういう選択肢を選ぶ、という法則を見つけることだ。

オフィシャルガイドの問題を読んで自分なりに検討したところ、おおむね6つの問題パターンに分類することができると感じた。 

<weaken>
①「ある主張」を採用することによる悪影響(追加的コスト、不具合)はない、という文章のパターン
  →悪影響(好影響)が発生している選択肢を選ぶ
②原因(前提)と結果(主張)に因果関係がある、という文章のパターン
  →因果関係がないことを証明できる選択肢を選ぶ
③「ある主張」は、他の要因に影響を受けない/他の方法で目的を達成することはできない、という文章のパターン
  →他の方法でできることを示す選択肢を選ぶ
④「ある主張」のとおり対応する際、周辺状況には変更がない、という文章のパターン
  →周辺状況も一緒に変化してしまう選択肢を選ぶ
⑤「ある主張」のとおり対応した場合でも、周辺要素でマイナス/プラスに働く要因はない、という文章のパターン
  →周辺要素でマイナス/プラスに働く要因が出てしまう選択肢を選ぶ
⑤「ある主張」の根拠は(どんな状況でも)正しい
  →主張の根拠が正しくない状況が生じる場合がある選択肢を選ぶ
⑥時系列関係の場合:ある事象の前に、当該事象の「前提」を変える事実は何も起こらなかった、という文章のパターン
  →時系列で状況・前提が変わる出来事がある選択肢を選ぶ

<strengthen>
①「ある主張」のとおり対応することによるメリット(追加的利益)/デメリットは存在しない、という文章のパターン
 →メリット・デメリットが発生している選択肢を選ぶ
② 他に良い方法はない、という文章のパターン
 →他の方法に言及している選択肢を選ぶ
③ 前提条件に変更がない(賃金・生産性・カルテル・原材料・需要)、という文章のパターン
 →他の条件に変更があることを示す選択肢を選ぶ
④ AとBの前提条件が同じ、という文章のパターン
 →前提条件が違うことを示す選択肢を選ぶ
⑤ 原因と結果の因果関係が不明、という文章のパターン
 →因果関係を再確認して強化する選択肢を選ぶ
⑥ 時系列の場合:ある事象の前後で変更がった事情はなかった、という文章のパターン
 →時系列で途中に変化がある選択肢を選ぶ

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GREの点数の評価

GREのバーバルは、正直言って、何の意味があるのか分からない。一言で言うと、難解な単語問題。
GREはネイティブも受けるテストであり、TOEFLと違って唯一ネイティブと同じ土俵に立つ試験である。一般的には、数学は簡単、語学は難しい。
2012年にテストの形式が変わり、点数が各170点満点になった(以前は800点満点)。昔は、過去の受験スコア全てが大学院に送付されていた(GMATと同様)が、2013年以降、自分の送付したいテストの回を選べるようになった(TOEFLと同様)。
なお、GREは一般的には、MBAを除くアメリカ大学院の受験時に求められるものであるが、最近は、MBAでもGREを認める大学院が増えてきたという。

なお、GMATとの換算はETSのこのページで概算できる。

トップスクールにはどれだけのスコアが必要か、ということについては、他のサイトで詳しいものがあるが、一般的には、語学と数学で合計321点とれていれば良いスコアと言われ、314点以上でまあまあ、トップスクールに合格したいならTOEFL等、他が良いとしても308点は必要、という感じの模様。自分は確か、まったく勉強せずに受験して314点くらいだったように記憶している。

GREは、GMATよりも、試験後のケアが優れている。自分がどこを間違えたか等の情報分析が、ETSのこのサイトでできる。

GMAT SC ~that~

GMATのSCは、個人的には勉強する価値のある科目だと思う。
なぜなら、いわゆる教育現場にいる人間(テスト出題者)が、本当に正しいと思っている英語はどのようなものか、ということが分かるからだ。
GMAT文法なんて揶揄されることもあるが、最も簡潔・正確な、相手に間違って受け取られない英語は、これが正しい、ということを学ぶことができるのがSCの魅力である。
私がGMATの方がGREより勉強する価値がある、と考えているのも、SCの影響が大きい。

SCの中で、「that」が非常に重要である。自分がSCを勉強した中で、thatの機能をまとめると以下のとおりである。これは、受験英語を離れて、日常の英語でも知っていると役に立つ。

◎that 節が使えないパターン
 ・enough that(頻出) ※会話のみ使える
 ・in order that (頻出)
 ・too that 
 ・very~that (ex. Hanako is very beautiful that~)
 ・as that

◎同格のthat
 ①名詞が物質名詞(desk is that~ , chocolate,place)は×
 ②名詞がconcept(色、形、匂いのないもの)はthat節をとれる
Ex) Belief, idea, evidence, idea, story, fact
 ③that節が取れない抽象的な名詞が存在
Ex) responsibility, right, importance
この場合、to 不定詞で言う(ingも使えない)

 ⇒同格のthatの見つけ方
・まず、O,Cが名詞なら、それとうしろの名詞が一緒を見る
・一致しなかったら、文章全体とうしろの名詞が一致するか見る
(厳密には、,which isがETSでは文全体を受けられないので省略されている)
・名 of 名, 同格 の場合は名詞2つそれぞれ一緒かを見る

◎that節をとる動詞
 ①基本はthatを省かないのがベター
 ②Vが動作動詞(煮る、焼く、食う、走る、殺す、泳ぐ)のときはthatつかない(禁止の単語ban, prohibit, forbidもつかない)
  例外)demonstrate, show, find, discover はthatつく
 ③思考に関わる動詞(考える、理解する、分かる)のときは基本thatをつける
  例外1)think, say, tell, believe, seemなど3歳児でもわかるような単語はthat を省略してもよい
  例外2)question, define, regard はthat節をとれない
 cf)likelihoodも同格のthatをとる

◎itが仮主語のときはthat節をとれる 
It appears that~, it seems that~

◎S V 目的語 that節をとる動詞は特殊で数が少ない
  Assure, tell, remind, convinceとか。
⇔ Urge, order, requireはこの形がとれない

◎that以下の主語が2つあるようなときは、両方にthatが必要。

◎関係代名詞のthatは前置詞一つとべて主語に設定できる

◎C(補語) , thatは全て×
 ただし、名, ~ , thatで名がthatの先行詞の場合はok