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MBAの転職市場から見たランキング

MBAには様々なランキングがある。有名なところでいえば、US News, Business Week, Financial times, Economist,などなど。
それぞれが、ランキングで重視する項目について、若干の傾斜をかけている。例えば、教授からの評価に高い傾斜がかかっているもの、卒業後の年収に傾斜がかかるもの、企業採用担当者からの評価に傾斜がかるもの、などである。

それぞれのサイトには、だいたいmethodology のリンクがあり、どういう評価方法をとっているのかが詳細に分かるようになっているので、もしランキングを考慮する方いるのであれば、そうした評価基準というのもちゃんと調べた上で受験を戦っていくほうが、より戦略的な感じがする。簡単にそれが知りたいのであれば、文部科学省のこのページなど、役に立つのではないかと思われる。

一般的にMBAは上位30位以上であれば、優秀な大学とされるようであるが、やはり、そうはいっても、MBAにいったことをもって良い転職をしたい、ということなのであれば、恐らく、以下のような序列ができるのではないかと思量される。もちろん、自分が実際にMBAに行ったわけではないので、これはあくまで、推測・想像にすぎない。また、業界によって得意な大学、というのもあると思うので、一概にグルーピングができるものでもない。さらには、転職以外の目的でMBAを目指す人もいるかと思われるので、そうした方は、ランキングには拘泥せず、自分のやりたいことに近い大学を選択すべきであるのは論を待たない。トップ30(下記の5.まで)以上であれば、生徒の頭脳レベルはほとんど変わらないという話も聞く。(実際、トップ20~30くらいまでであれば、トップスクールと比べてGMATの平均点もそこまで大きく変わるものではない。) ただし、TOEFL100点を下回る場合、下記4.以上の大学に合格するのは困難だろう(さらに、3.以上の大学でtoefl100点を下回って合格した人は見たことがない。)。下記のランキングは、一般的には、外資系金融・コンサルあたりに言えることだろう。ただ、ハーバードやスタンフォード大学に行くような方々は、あまり外資系コンサル・金融といった選択肢をとらないような気もするが。そして、そもそも日本企業で転職しようとするのであれば、企業人事部はトップ10くらいのレベルの大学名しか知らない場合も多くある気もするが。(少なくとも自分はアメリカの大学名をほとんど知らなかった)

1.転職市場1位グループ(世界トップクラスに評価される大学)
  ハーバード、スタンフォード

2.転職市場2位グループ(いわゆるビック7)
  ウォートン、MIT、コロンビア、ケロッグ、シカゴ

3.転職市場3位グループ(いわゆるトップ10レベル)
  デューク、UCバークレー、Tuck、NYU,

4.転職市場4位グループ(いわゆるトップ10~20レベル)
  ミシガン、コーネル、エール、Darden、UCLA、カーネギーメロン、エモリー、ノースカロライナ、

5.転職市場5位グループ(いわゆるトップ20~30レベル)
  バンダービルト、ワシントン(Olin)、オースティン、南カリフォルニア、ケリー、ジョージタウン、メリーランド、ノートルダム、ワシントン(Foster)

6.転職市場6位グループ
  その他の大学

推薦状

1.推薦状の内容について

推薦状で重要なのは、「推薦状とエッセイはパッケージである」ということだと思う。

推薦状で書いてもらうことは、
 ・エッセイで詳細をかけなかったが、もっと掘り下げて書いてアピールしたい
 ・エッセイでは全く触れられていなかった面を別の視点から強化したい
という部分であると、推薦状とエッセイが相互に補完しあって、よりよい資料になる。

したがって、エッセイで記載する内容が固まってから、推薦状を書いてもらう、という流れの方が効果的である気がした。
そのほうが、どの面に触れて欲しいか、ということを推薦者の方に言いやすいし、自分でコントロールがしやすくなるからだ。

多くの方が推薦状を早期に開始すべき、といっている。しかし、自分の経験を言えば、1月上旬に出願するのであれば、12月に入ってから開始しても間に合う。(推薦者との関係や多忙度にもよるだろうが)。マネジメントや必要な礼儀さえあえば、1か月で終わる。

2.推薦状の登録方法について

なお、推薦状の基本的な形式は、自分の出願フォーム上で、推薦者のメールアドレスを登録すると、推薦者に自動的に、登録フォームへのリンクが貼られたメールが届く。そのリンクをクリックすると、推薦者の専用フォームが開き、そこでID/パスワードを設定すると、以降、推薦状を登録できるサイトが使えるようになる。そのサイトでは、一般的な推薦状をウェブ上でアップデートするほか、多くの大学が、推薦者の基本的な情報(住所、肩書き、推薦者との関係を登録する欄)、被推薦者の能力(創造力、知性、チームワーク等、組織で生きていくのに必要とおもわれる10程度の項目を、5段階くらいで評価するもの)を登録する欄がある。

推薦状の対応を短い時間で済まさないといけない場合、あらかじめ推薦者に対して、その推薦状登録にはどのくらいの時間を要するか、どのような内容があるかを詳細に伝えるべきと思う。したがって、例えば、自分でダミーの出願登録をして、自分のダミーのアドレスを推薦者のアドレスとして登録して、自分で、自分が受験する大学はどのようなことを推薦状に書かなくてはいけないのか、ということを調べるのも一つの方法であろう。個別に推薦者に対して、推薦状について依頼する際、どのような流れがあるかを推薦者に伝える際に、具体性をもって伝えられる。推薦状を書いてくれる人というのは、基本的にはみんな忙しい人と思うので、どれくらいのレベルのマネジメントが必要なのか、というのを理解いただくことは、相手との関係を考えても重要であろう。

3.推薦状を書く人について

推薦状を書いていただくレベルというのは、どの学部を目指したいかによって、戦略が変わってくるのではないかと思う。一般的には、MBA,公共政策大学院といった、実務的なより専門的な意味合いが高い大学院というのは、どちらかというと、大学時代の成績というよりは、仕事ができる人か、というのを知らせるのが重要なので、推薦者のレベルというのはあまり重要ではないのではないかと思う。むしろ、どれだけ具体的に、どれだけすごい人なのか、というのをアピールすることができる関係の人にかいてもらうほうが効果的と思う。逆に、同じ専門職大学院であっても、ロースクールや、その他理系の大学院というのは、アカデミックな能力が研究成果に関わってくるので、大学時代の教授に、自分のアカデミックレベルをアピールしてもらうことは重要になると思うし、それが有名教授(といっても、海外で知られているレベルの日本の教授というのはあまり多くないとは思うが)であれば、より効果的とおも思われる。しかし、いずれにせよ、大事なのは、やはり肩書きよりも内容である気がする。

4.その他の若干の注意

推薦者を登録する際、「推薦状を、(本人が)見る権利を放棄するか?」という質問項目がだいたいどの大学でもある。これはアメリカの法令によって、そうしたことを聞く義務になっているようで、要するに、推薦者が変なことを書いていないかをあとで本人が確認できるようにするシステムである。そして、この選択は、事前に推薦者にも知らされることになっている。推薦者は、被推薦者が自分の推薦状を後々、見られるか、それとも見ることができないかを知った上で、推薦状に対応することこなる。

日本ではなじみがないのであまりその意味が分からないが、結論から言えば、これは、「権利を放棄する」方がベターである。なぜなら、本人があとで推薦状を見ることができる権利を持っていることを示す、ということは、推薦者の書く内容に疑いをもち、又は、推薦者が書く内容をコントロールしようとすることを意味するからだ。人間関係がある以上、被推薦者があとで自分の書いた推薦状を見ることができてしまう、と推薦者が思えば、短所などの点についてあまりかけなくなるだろう。なので、そこは推薦者との信頼関係、又は、自分が見なくても心配ないという自分の余裕を見せるためにも、後々、推薦状を見ることができる権利を放棄する、というほうを選択したほうが良いのではないかと思われる。
もちろん、推薦者との関係によっては、推薦状の案をほとんど受験者本人が書いたり、推薦状の登録すら、受験者が代行する、ということをやる人もいる可能性があるが、そうした方にとっては、上記のポイントはほとんど関係ないことになる。

WES(World Education Service)

アメリカの大学院を出願する際に、卒業大学の成績表を出すとき、「WES(world education services)]というアメリカのNPO法人を介して提出することを要求する大学がたまにある。
ほとんどの大学院は、卒業大学からの直送か、もしくは、PDF化したものをウェブの出願アプリケーションでアップロードするだけであったのでありがたかったが、このWESへの登録は、非常に曲者である。

なぜか。それは、「3万円くらい追加費用がかかるくせに、WESが付加価値を全く生み出していない」からに他ならない。

人がサービスを購入して不満を感じるのは、人が消費した金額以上の対価を受けられなかったと感じたときであることが多い。
あらかじめタダ、と言われて物を購入するのなら、まあ、そこまで怒ることはないだろう。(したがって、このサイトもタダなのだから、数十分かけて読んだ内容に満足いかなくても不満感はそれほど沸かないことを期待している・・)

他方、WESというのは、要するに、受験生が不正なくちゃんとした大学の卒業証明書を提出していることを出願校に証明し、かつ、GPAも算出して出願校に送ってくれる、ということが付加価値なわけだが、GPAというのは自分でも計算できるから、何か難しいことをしているわけではない。大学院の側からすれば、出願書類を受け付けるときに、GPAがWESによって明らかになって成績表が届くのでメリットなのかもしれないが、正直、こちらとしては、何のメリットも感じていないだけで、ただ追加費用を取られることに非常に憤りを感じることである。
しかも、WESの登録方法が良く分からない。自分もどのように登録すべきか分からなかったので、HPでWESの登録方法を掲載している方々のサイトを拝見し、参考にさせていただいたが、なぜそうしたブログを書いてくださっているWESを体験した受験生が、WESへの不満を述べていないのか不思議でならない。
このWESというサービスを使い、同サービスが何の付加価値を生み出したのか私は知らない。もちろん、大学側のメリットはあるかもしれない。しかし、それとて3万円もの付加価値ではない。ただ単にGPAを計算して、大学に郵送するだけだ。まあ、せいぜい付加価値をつけるとしても1500円がいいところだろう。日本であれば、こういうサービスをしたら、どこかから苦情が来るのではないか。3万円でGPAを算出して、国内の希望大学院に送ってくれる、といわれたら、受験生はキレるのではないだろうか。
何の付加価値も出していないのに3万円もとられる、ということに対しての感覚が皆麻痺しているのだろうか。それとも、自分が何か勘違いをしていて、WESはすごいサービスをしているのに自分だけが気づいていないだけなのか?

いずれにせよ、登録方法の概要は以下のとおり。
1 WESのサイトに行き、個人情報と、提出したい大学院を登録する。(WESのウェブサイトに、自分のアカウントができる。)
2 その後、卒業大学から直送でWESに「成績表」を送付してもらう(一般的には、卒業した大学に足を運び、成績証明書を発行し、その日に大学にWESに送ってくれ、とお願いする必要がある。)他方、卒業証明書はなぜか受験生がWESに直送する必要がある。(この時点で二重の作業が発生しており、意味不明)
3 WESのサイト上で、出願したい大学と自分の希望するサービスを選択(注:WESは、GPAを算出して、出願校に送付するだけでなく、追加的に成績を分析するようなサービスもあったやに記憶している。恐らく、理系の一部の大学院等で、そうした手続きが必要なのではないか。)。その後、ウェブ上で精算する。
4 成績証書、卒業証明書がWESに届いた後、(お金が振り込まれていることをWESが確認次第)、自動的に出願校にGPAが計算され明記された成績表が発送される。なお、同時に自宅にも同じものが届くのでWESが計算してくれたGPAが届く(当然、自分が計算したGPAと同じ数字が書いてある)。

なお、上記2(成績証明書等のWESへの送付)と、3(お金の支払い)は前後してもいい。自分は上記1の最初の登録のときにお金も払った。ただ、自分は最低限のサービスを選択して、とことんお金をかけない方向で行きたかったのだが、これでは出願大学が求めるサービスに足りない、との指摘がメールで通知され、しぶしぶ追加的に費用を払うこととなった。そういうところはちゃんと見てくれるようである。
なお、上記2の際に、WESが指定する所定の様式を記載し、大学側が直送する封筒に入れるようお願いした記憶があるので、そうしたこともWESから直接届くメール等をもとに調べる必要があることに留意が必要。

いずれにせよ、不毛という言葉がよく似合うサービスであることに間違いはないと思われる。自分が本当の効用を知らないだけなのかもしれないが。もしそうであればWESに謝りたい。

公共政策学部の難しさ

日本人で社会人になってアメリカ留学を目指す人は、基本的には、MBA,公共政策、ロースクールの専門職大学院に多く見られると思われる。
この中でも圧倒的多数がMBAで、インターネットの情報等を見ると、MBAの情報はよく見るものの、公共政策、ロースクールに関する情報(ブログ)を見ることはあまりない。

MBAは、US Newsをはじめとして、様々なところでランキングを見ることができるが、公共政策・ロースクールに受験者については、どの大学が受かりやすいのか、ランクが高いのか、という情報には普段接さないと思われるので、そうした情報を提供するのはある程度有益にも思える。

公共政策を過去に受験した知人の話を聞いたりしたところ、公共政策学部のランキング(合格の難しさ?)は以下のようなものではないかと思う。
もしこうだとすると、MBAとは若干ランキングが違う印象だ。実際のところはどうかは分からないが。

<TOEFL105以上、GPA(or GRE)、エッセイ、推薦状がいずれも優良(合格率10~25%程度?)>
⇒ハーバード・プリンストン

<TOEFL100以上、GPA(or GRE)、エッセイ、推薦状のいずれか2つは優良)(合格率20~40%程度?)>
⇒UCバークレー・シカゴ・デューク

<TOEFL90後半以上、平均以上のGPA(or GRE)、エッセイ(合格率30~50%程度?)>
⇒コーネル・UCLA・コロンビア・ジョンズホプキンス・ジョージタウン・ニューヨーク・ペンシルバニア

<TOEFL90前半以上、平均的なGPA(or GRE)、エッセイ)(合格率50~70%程度?)>
⇒シラキュース・ミシガン・タフツ・カーネギーメロン・南カリフォルニア・インディアナ・サンディエゴ