英語を学ぶことの効用(くだらない話)

英語を勉強しようと考えたのは、①ビジネスの世界で生きていく際に、英語ができないと不利なのではないか、というひどく受動的な理由と、②情報技術が発達すれば、必然的に日本人しか使わない日本語で得られる情報と世界10億人以上が使う英語で得られる情報には差が生じるので、人生におけるアウトプットでも差が出るのではないか、という漫然とした不安、③日本は好きだけど、英語ができる方がなんとなく楽しそうでかっこいいという、欧米崇拝思想又は和魂洋才思想があったためだった。

そこから数年たち、世界における日本の立ち位置がほんの少し分かりかけてくると、これらの思いは一定程度真実だったという思いが強くなった。

特に、自分が生産側ではなく、消費側に立った場合、分かりやすい。つまり、ここからがくだらない話になるのだが、自分が一人で家にいる時に、英語ができる方が色々楽しいことができるということだ。

例えば、音楽を聴く場合。昔は、テレビやラジオで知ったアーティストについて、TSUTAYAやリバティーに行ってCDを借りるというのが平均的スタイルだった。それが、WinMX等のP2Pネットワークで音楽をダウンロードする形になり、今は、Youtubeでアーティストの動画を見るか、iTunesで音楽を買う、というのが一般的スタイルだろう。しかし、Spotifyはこれを凌駕する。洋楽であれば、過去から最新まで、無料で聞き放題だ。もはや音楽にお金を払う必要もないビジネスモデルができている。(日本のアーティストの数は少ないが、海外展開しているL’Arc-en-Ciel、宇多田ヒカル等のアーティストの曲は、聞き放題である。)

例えば、映画を見る場合。昔は、テレビで見るか、レンタルショップで借りるというのが普通だったろう。数年前からは、TSUTAYAディスカスといって、月額一定の料金を払えば、自宅にDVDが届く、というサービスが始まった。しかし、今は、Netflixがある。月額10ドル弱払えば、こちらも見放題だ。

例えば、Bitcoinをはじめとする仮想通貨。日本では、Mt.Goxの破綻が歪められて報道されたこともあり、慎重な声が大きいが、これほど完成度の高い海外送金システムはやはり革命的だと思うし、特に、金融業界への影響や小規模ビジネスにとってのビジネスチャンスを考えれば、将来が本当に楽しみな仕組みでもある。そして、本来の目的とは違うしリスクも大きいが、投資対象としても、株よりも大きな博打ができる魅力がある。

これらのサービスは、現在では日本では使えない(注:TunnelbearなどのVPNアプリケーションを用いれば、日本でも使える)又は日本にいること自体が不利になるシステムになっている。もし、自分が英語を読むことに抵抗があるままだったら、これらのサービスに興味を持つことはなかっただろう(「音楽がすごく好き!」「映画がすごく好き!」という人でなければ、基本的に英語で書いてあるサイトはスルーするものだ)。しかし、少なくともインターネットを通じて、英語さえできれば自分の生活を楽しくすることができる様々なイノベーションが生まれている。あくまで消費者側であり、自分が何かを生み出しているわけではないが、こうしたサービスに触れるだけでも、英語を学んで良かったと思う。逆に、日本はやはりこういうサービスでは後塵を拝している。世界を見ると、どんどん取り残されているのではないか、と不安になる。

まあ、いずれ、翻訳機能がものすごく優れて、英語を読むくらい誰でもできるようになるので勉強など不要なのだ、と堂々と言うのも、それはそれで一理あるかもしれない。しかし、翻訳を介した瞬間に二次情報になるので、その発想は少し逃げているように見える。また、本当にデキるビジネスマンは、自分が英語を使えるようになることに時間を割くのではなく、英語ができる人間を使えるようになることに時間を割くのだ、という考えもある。それも一理あると思うけれど、そういう人は是非、社長になってください。

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