推薦状

1.推薦状の内容について

推薦状で重要なのは、「推薦状とエッセイはパッケージである」ということだと思う。

推薦状で書いてもらうことは、
 ・エッセイで詳細をかけなかったが、もっと掘り下げて書いてアピールしたい
 ・エッセイでは全く触れられていなかった面を別の視点から強化したい
という部分であると、推薦状とエッセイが相互に補完しあって、よりよい資料になる。

したがって、エッセイで記載する内容が固まってから、推薦状を書いてもらう、という流れの方が効果的である気がした。
そのほうが、どの面に触れて欲しいか、ということを推薦者の方に言いやすいし、自分でコントロールがしやすくなるからだ。

多くの方が推薦状を早期に開始すべき、といっている。しかし、自分の経験を言えば、1月上旬に出願するのであれば、12月に入ってから開始しても間に合う。(推薦者との関係や多忙度にもよるだろうが)。マネジメントや必要な礼儀さえあえば、1か月で終わる。

2.推薦状の登録方法について

なお、推薦状の基本的な形式は、自分の出願フォーム上で、推薦者のメールアドレスを登録すると、推薦者に自動的に、登録フォームへのリンクが貼られたメールが届く。そのリンクをクリックすると、推薦者の専用フォームが開き、そこでID/パスワードを設定すると、以降、推薦状を登録できるサイトが使えるようになる。そのサイトでは、一般的な推薦状をウェブ上でアップデートするほか、多くの大学が、推薦者の基本的な情報(住所、肩書き、推薦者との関係を登録する欄)、被推薦者の能力(創造力、知性、チームワーク等、組織で生きていくのに必要とおもわれる10程度の項目を、5段階くらいで評価するもの)を登録する欄がある。

推薦状の対応を短い時間で済まさないといけない場合、あらかじめ推薦者に対して、その推薦状登録にはどのくらいの時間を要するか、どのような内容があるかを詳細に伝えるべきと思う。したがって、例えば、自分でダミーの出願登録をして、自分のダミーのアドレスを推薦者のアドレスとして登録して、自分で、自分が受験する大学はどのようなことを推薦状に書かなくてはいけないのか、ということを調べるのも一つの方法であろう。個別に推薦者に対して、推薦状について依頼する際、どのような流れがあるかを推薦者に伝える際に、具体性をもって伝えられる。推薦状を書いてくれる人というのは、基本的にはみんな忙しい人と思うので、どれくらいのレベルのマネジメントが必要なのか、というのを理解いただくことは、相手との関係を考えても重要であろう。

3.推薦状を書く人について

推薦状を書いていただくレベルというのは、どの学部を目指したいかによって、戦略が変わってくるのではないかと思う。一般的には、MBA,公共政策大学院といった、実務的なより専門的な意味合いが高い大学院というのは、どちらかというと、大学時代の成績というよりは、仕事ができる人か、というのを知らせるのが重要なので、推薦者のレベルというのはあまり重要ではないのではないかと思う。むしろ、どれだけ具体的に、どれだけすごい人なのか、というのをアピールすることができる関係の人にかいてもらうほうが効果的と思う。逆に、同じ専門職大学院であっても、ロースクールや、その他理系の大学院というのは、アカデミックな能力が研究成果に関わってくるので、大学時代の教授に、自分のアカデミックレベルをアピールしてもらうことは重要になると思うし、それが有名教授(といっても、海外で知られているレベルの日本の教授というのはあまり多くないとは思うが)であれば、より効果的とおも思われる。しかし、いずれにせよ、大事なのは、やはり肩書きよりも内容である気がする。

4.その他の若干の注意

推薦者を登録する際、「推薦状を、(本人が)見る権利を放棄するか?」という質問項目がだいたいどの大学でもある。これはアメリカの法令によって、そうしたことを聞く義務になっているようで、要するに、推薦者が変なことを書いていないかをあとで本人が確認できるようにするシステムである。そして、この選択は、事前に推薦者にも知らされることになっている。推薦者は、被推薦者が自分の推薦状を後々、見られるか、それとも見ることができないかを知った上で、推薦状に対応することこなる。

日本ではなじみがないのであまりその意味が分からないが、結論から言えば、これは、「権利を放棄する」方がベターである。なぜなら、本人があとで推薦状を見ることができる権利を持っていることを示す、ということは、推薦者の書く内容に疑いをもち、又は、推薦者が書く内容をコントロールしようとすることを意味するからだ。人間関係がある以上、被推薦者があとで自分の書いた推薦状を見ることができてしまう、と推薦者が思えば、短所などの点についてあまりかけなくなるだろう。なので、そこは推薦者との信頼関係、又は、自分が見なくても心配ないという自分の余裕を見せるためにも、後々、推薦状を見ることができる権利を放棄する、というほうを選択したほうが良いのではないかと思われる。
もちろん、推薦者との関係によっては、推薦状の案をほとんど受験者本人が書いたり、推薦状の登録すら、受験者が代行する、ということをやる人もいる可能性があるが、そうした方にとっては、上記のポイントはほとんど関係ないことになる。

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