Writing③ 高得点(26点以上)をとるための方法(Independent編その1)

私がTOEFLで最も苦しんだ科目はWritingであり,結果的にも最大26点しかとれなかった(注:Writingは,以前は25点の次は27点だったが,2013年頃から26点という数字が出るようになっている。これは,2012年以前であれば27点に相当する点数と思われる。)。このため,本来,他の方々にアドバイスをする立場にはないが,散々試行錯誤したおかげで最後の2回のテストで「このようにすれば少なくとも25点~27点はとれる」ということを確信できたので,参考として自分の知見を紹介したい。

まずは,Independentタスクから。

1.高得点をとるために必要な前提知識

試行錯誤の結果,最終的に分かったことは以下のようなことである。

① IntroductionConclusionは,エッセイの体裁を良くするため必要だが,内容はどのようなものでもいい。テンプレート探しに時間を費やしてはいけない。ネイティブから見ておかしくなければ,ネットに氾濫するテンプレートのどれかをつまみ食いして使えばよい。短くても良い(むしろ短い方が良い)。Conclusionについても,「For the reasons mentioned above, I personally believe that~ 」くらいで満点がとれる。

② 高得点の鍵は,Bodyが全て

③ 一番大事なのは,エッセイ全体が,聞かれている問いからずれていないか,納得感のある内容か,という「coherence(一貫性)」。

④ 最高得点である5点をとるためには,見直しの時間を確保して,誤字・脱字等位をつぶす必要がある。単語のミスが多ければ満点はとれない。したがって、上級者であれば,文章を長くするよりも、見直しに時間をかける(350字あれば十分のようである。)方が結果的に良いスコアが出る可能性がある。

⑤ E-raterの分析でも述べたように,機械採点は単語数ではなく異語数が考慮されるので,異語率・バリエーションを増やすことを意識する。

⑥ 構成は,Body2つの4段構成,Body3つの5段構成でもどちらでもよい。ただし,某講師によれば,Bodyパラグラフは,長い段落(160字程度)が2段落あるよりも,中分量の段落(100字程度)が3段落あるほうが点数が出やすいと言っていた。これは,1段落の分量が多くなればなるほど個別性が高くなり,深い内容になる結果,逆に設問で問われている内容に関連のないことまで説明する確率が上がってしまい,結果としてraterに「何を書いているのかよく分からない。Coherence(一貫性)がない」との印象を与える可能性が高まるからであると思われる。

⑦ Bodyパラグラフは「例示」を具体的に多く書けばよい,と思う人が多いかもしれないが,Bodyの内容は,単なる例示だけでなく,「こうしたらこうなった」,「こういう論点もある」のように,内容の発展(評価基準でいうところの「develop」)を増やす必要あり。

 

2.具体的戦略

自分は,当初はテンプレートに頼った結果,文字数は450~500字程度書けていたが,高得点に結びつかなかった。高得点をとるのに最も大事なことは,「読み手を納得させる構成にする」ことなのではないかと思う。つまり「論理(ロジック)」を重視し,自分が,「この部分は,相手を納得させるには弱いかもしれない」と思ったら,1文加えて違う角度から説明を試みるなど,自分の主張する理由によって書きぶりを柔軟に変え,情報を十分にサポートすることが重要ということである。少し抽象的かもしれないので補足すると,たとえば,典型的なテンプレートで,Bodyの最後に「As this example shows, ●●(主張をサポートする理由の繰り返し)」を書くという戦略があるが,それは,必ずしも必要でない,ということを伝えたい。自分が納得できる理由が書けたと思えば,わざわざ段落の最後に同じことをコピーペーストまでして繰り返す必要はないだろうし,「段落の後半に進むにつれて少し論点がずれてきたように感じてきて,採点官にcoherenceを疑われそうだから,最後に議論をまとめて自分の主張を明確化した方がいいかな」,と感じたら,上記の1文を最後に挿入して全体をまとめるとか,柔軟にやれば良いのではないか,ということを提案したい。実際,30分しかないテストで,採点官が構成の完全性を求めていることはないと思うので,そうだとすれば記述する上で基準になるのは,「自分が相手を説得しようとした時に,それで十分か」ということなのではないかと思う。このことに気づいてからは,テンプレートを過度に気にすることがなくなり,それとともにGoodを下回ることはなくなった(なお,文字数は350字程度。)。もちろん,テンプレートを気にしないということは,自分で文章を作らなければならない,ということであり,ハードルは上がるのだが,極力パラフレーズをして異語数を増やすことに努めつつ,相手も自分も理解できるように単純に記載することを心がけた。

実際,最終的に自分がテンプレートと呼べるようなもので準備していたのは,以下ぐらいの分量だった。

______________________________________

(1段落目)

出だしは一般論(例:There are many disputes over the advantages of technology. The issue of the role of university is a very controversial one. など状況に応じ変更。)  Though some people may think that B, I believe that A for three reasons.

(2~4段落目)※理由が3つ思い浮かばない時は2つでも可。

Body ×3  (First and foremost, In addition, Moreover,) , ・・・.

(5段落目)

In conclusion, I am strongly convinced that ×× because A, B, and C.

_________________________________________

テンプレートは重要ではなく,恐らく,段落が4つか5つか,ということも本質的には重要ではない。日本語で見た時に,そのロジックで相手が納得するか,ということが重要と思う。

技術的な話をすると,Bodyの中身を「develop」をするには,「抽象化→具体化」の活用が有効。具体的には,理由の1文目は(仮にある程度具体的な理由が思いついたとしても)極力抽象的なものにする。2文目は,中身は1文目と同じようなものだが,少し具体化してdevelopさせる。

「今と昔どちらが幸せか。」という問題だとすれば,たとえば,Bodyの1文目は,「第一に,生活が便利になった。」とだけ書き,2文目に「インターネットの発明により,私たちはいつでもどこでも家族と効果的に連絡がとれるようになった。」と1文目を少し展開する。そして3文目からは,2文目で具体化したインターネットの例示(For example, For instance, An example of this, Let us take a situation where~のような形で始めるイメージ)のdetailを続けていく。

この時,例示の部分を書き進めてみて,議論を深める(develop)ことが困難に感じたら,無理にロジックを破綻させることよりは,別の観点からメリットを付け加えられないか考えた方が賢明と思う。上の例でいえば,例示を書く時,最初に,「たとえば,私の祖父は田舎に住んでいて,会うには10時間近くかかる。しかし,Skypeを使うことにより,ビデオ通話で話すことができた。」と書くとする。しかし,これ以上,そのネタでは深められないと感じたとする。この時,「1週間前はビデオ通話で1時間も祖父と深い話ができた」と深めていってもいいが,「Moreover(さらに)」とつなげた上で,「Skypeは無料で,子供でも使うことができる。」と話題を変えて記載してもよいと思う。ただし,話題を変えても,1番最初に書いた「まず,第一に,生活が便利になった。」の範疇から外れないことが重要。こういったことを繰り返せば,それなりの具体例とdevelopを保つことができる。つまり,深めるか,そうでなければ,広げる,というスタンスで臨む。そのためにも1文目は極力抽象的にして,いろいろなところに逃げることができるようにすると便利。逆にいえば,1文目が具体的になってしまうと,この方法は使いにくくなる。最初の頃は,一つの例示をどんどん深く書いていってしまい,全体の時間が足りなくなる,という事態が生じるが,実は,TOEFLでは,そこまで深くする(1段落150字以上のBodyにする)ことは求められていないのではないかと思う。深さや広がりよりも,やはり,相手が納得するかどうか,に焦点を当てるべきであり,これは具体例書かなくても明らかでしょう,と思えば,1段落100字を下回ったっていいのではないかと思う。形式ではなく内容である。

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